白香の本棚

本棚とか言う名の小説投げる所。

何気なーくリクエスト貰っていた菊大らしきもの。

「おーいしぃ〜!!」
がばり、と音がしそうな程勢いよく菊丸は大石に飛びかかる。肩口から顔を覗けばにこにことした笑みを浮かべる。
「わっ……!! なんだ、英二か……」
背後からの衝撃に耐えたもののビックリしてしまった大石はビクリと肩を跳ねさせ、ちらりと重い肩を見やる。
「なんだ、ってなんだよー!! 酷いなー。」
むすっとしたような表情を浮かべた菊丸はぎゅう、と抱きしめるようにして頬に擦り寄る。
「わっ、何、なんだ!? くすぐったいな……!」
大石はくすぐったさに笑いながら軽く身を捩る。手で緩く菊丸の身体を押して更に逃れようとする。
「もー逃げるなよー!! そんな悪いおーいしには……」
「なっ、何するつもりだ……!?」
「こうだ!!」
菊丸は1度後ろからの拘束を解くと少し距離を取り、勢いよく前から大石をキツく抱きしめた。首筋辺りに顔を埋めてグリグリと頭を押し付ける。
「ちょ、くすぐったいって言ってるだろ……!? っひ、ぃ、」
「! ……大石、」
「英二……、もう、もっとやるなら後でにしてくれないか……?」
「いいよーん!! 後でいっぱいやるからにゃ!!」


「墓穴掘ってるよね」
「いいデータが取れた……」
「あそこまで行くと誰でも関係に気付きそうっすよね。」
「多分……手塚でも気付いてるんじゃない?」

「……?」

 

* * *

 

菊大ちゃんが出来てる青学のある日。みたいな。タイトルなんて知らねぇ……()